美容師・理容師ユニオン

美容師・理容師ユニオンは、美容師・理容師の方々の労働環境を公正なものとするために活動する労働組合です。 拘束時間が長い、休憩がない、賃金未払い、パワハラ、社会保険の不備をはじめ、理美容業界のさまざまな問題の改善にとりくみます。 お気軽にご相談ください。 TEL:03-5395-5359 EMAIL:ribiyou@seinen-u.org Twitter:@ribiyou_union

 2017年に設立し現在既に8つの美容室を展開する業界大注目の「株式会社Emarge(エマージュ)」。しかし、その成長の裏で、美容師に対してひどすぎる仕打ちがなされています。

 

1人あたり最大100万円以上の損害賠償請求多発!!


 株式会社
Emarge(以下エマージュ)の代表取締役である清水大輔氏は、11月から12月にかけて4人もの美容師に「通知書」を出し、そこで、最大1人あたり「100万円以上」の損害賠償請求権を主張しています。4つ全ての損害賠償請求の理由は、要するに「契約期間中なのに働いてないから」というもの。エマージュはエリアマネージャー以外の美容師をすべて業務委託契約で働かせていますが、確かに業務委託契約期間中なのに、自分勝手に出勤しなくなったとしたら損害賠償請求が成立するかもしれません。しかし、事実はそうではありません。

 

4つの損害賠償請求の内容を簡単に見てみましょう。

 

1Aさん

 清水氏に一方的に契約解除をされ、その後清水氏から「契約期間中なのに働いてないから」として「60万円以上」の損害賠償請求をされる。(契約期間中に辞めさせたのは清水氏なのに・・・)。

 

2Bさん

112時間もの長時間過密労働をさせられ精神疾患にかかり就業困難になったため退職。「契約期間中なのに働いていないから」と「100万円以上」の損害賠償請求。

 

3CさんとDさん

  清水氏が契約内容にない業務を次々と強制する。清水氏の契約違反や様々な悪行に耐えられず事前通告の上契約解除。その後それぞれ「50万円」の損害賠償請求。

 

 「嘘でしょ!」と思うかもしれませんが、ほんとうの話なんです。以下でもう少し詳しくそれぞれの経緯を紹介したいと思います。

 

会社が一方的に辞めさせておきながら損害賠償請求?!


 美容室エマージュでは、当初の業務委託契約には含まれていない様々な業務を美容師に強制していました。清水氏をはじめとした会社側が契約違反をしていたということになります。

清水氏は恐らく契約違反状態に気づき、「契約違反の実態に合うように契約そのものを変更しよう」として、契約内容の変更を美容師に申し出ました。当然、これに同意するもしないも美容師の自由なので、契約内容の変更に同意しない美容師もいました。清水氏はこれが気に入らなかったのか、契約内容の変更に同意しなかった美容師を次々に辞めさせていきます。その中の1人がAさんでした。

清水氏は、契約解除しただけでは腹の虫がおさまらなかったのか、さらに、損害賠償請求をしたのです。理由は「契約期間中なのに働いてないから」。

いや、契約期間中なのに辞めさせたのはそっちですよね?!という話なのですが、清水氏はそんな当たり前の理屈さえわからないのでしょうか?

 

精神疾患を抱え辞めざるを得なくなった労働者にも損害賠償


 エマージュでは毎日
12時間の長時間労働を強いられています。また、スタッフ人数×2のお客さんをとるということになっており、非常に過酷な長時間過密労働です。

損害賠償を請求された4人のうち1人は、こうした長時間過密労働の中で精神疾患を抱え、就業が困難になったため清水氏に契約解除を申し入れ、契約を解除しました。清水氏はしかし、この美容師にも、100万円以上の損害賠償権を有していると主張して、2ヶ月分の報酬を支払っていません。

会社側が強制する長時間過密労働で美容師を精神疾患に追い込み、就業困難にしておきながら、さらに、損害賠償を請求する。美容室エマージュ、そして清水氏、ひどすぎます。

 

契約違反をしておきながら…


 美容師
DさんとCさんは、契約内容にない業務を次々に課せられ、また同僚が清水氏の裁量で次々に辞めさせられていき、かつ損害賠償請求までされるという仕打ちを目の当たりにし、「エマージュで仕事をしたくない」と思い、事前に通告の上、契約解除をしました。会社側が契約内容を全く守られていないわけですから、それを解除したところで何ら法的問題はありません。しかし、清水氏はCさんとDさんに対してもそれぞれ「50万円」の損害賠償を請求し1か月~2か月分の報酬を支払っていません。

 

損害賠償請求の根拠は皆無


 当然、損害賠償請求の根拠を示すのは請求者である清水氏の側にあります。しかし、
4件すべての損害賠償請求に言えますが、清水氏は、それぞれの損害賠償請求の金額の根拠や内訳を何ら具体的に示しておらず、また「100万円以上」「60万円以上」など金額すら曖昧です。また、請求をされた美容師が清水氏に問い合わせても、何ら応じようとしません。正当な損害賠償請求ならば、堂々と根拠を明示すればいいはずです。なぜそれができないのでしょうか。

 4人の美容師は、損害賠償と相殺するとして、12ヶ月分の報酬がまるまる支払われておらず、生活困難な状況に置かれている者もいます。一刻も早く清水氏に適切な報酬を支払わせなければなりません。

 

これを読んだ方にお願いしたいこと


 この
4人を含め、エマージュに勤めていた美容師約10人が美容師・理容師ユニオンに加入し、当ユニオンはエマージュに団体交渉を申し入れました。しかし、清水氏は全く応じようとしません。

 この問題を解決するには、清水氏に対して社会的な圧力をかけ、当ユニオンとの交渉のテーブルにつかせるしかあり

ません。そして、社会的な圧力をかけるには皆さんの協力が必要です。

 

    この問題をSNSやネット上で拡散してください。

    美容師に悪質な仕打ちをしているエマージュを利用しないようにしてください。

    美容師の方はエマージュで働かないようにしてください。

    エマージュでいま現在働いている方は、ぜひ美容師・理容師ユニオンへの加入をご検討ください。

 

美容業界が健全なものとなっていくため、清水氏が行っているような行為を見過ごしていてはなりません。美容師・理容師ユニオンは、未払い給与を支払わせるまで、運動を展開していきます。ぜひご支援よろしくお願いいたします。


  3年以内で80%の人が辞めるといわれる美容師。そんな離職率の異常なまでの高さの理由の1つは、残業代無しの長時間過密労働が当たり前となっている業界風土です。現在、美容師・理容師ユニオンが交渉している事案でも、そんな異常な業界風土の弊害が明白です。
 
1年間の勤続で60万円を超える違法な未払い賃金の発生

 現在、美容師・理容師ユニオンは、組合員のSさんの未払い賃金の支払いを求めて株式会社トータルビューティーサポートと交渉中です。
 
Sさんは2017年3月に美容師の専門学校を卒業し4月から当社で働き始め、5月には休職に入りますが、その約1年で60万円を超える未払い賃金が発生していました。超長時間過密労働と、ずさんな労務管理のためです。
 Sさんが働いていた店舗には、2人しか人員が居らず休憩をとる余裕はまったくありませんでした。法律では8時間以上の労働に対しては1時間以上の休憩をとらせなくてはならないと定められています。上記のような実態は完全に違法です。また、1日10時間ほどの長時間労働が常態化していました。この他に、月に数回の勉強会や練習が、仕事終わりや休みの日に入ります。
 このような長時間過密労働にも拘らず、賃金は適切に支払われていませんでした。まず、実態としてはとれていない休憩時間分の給料が引かれていました。また、朝の開店前の準備の時間と残業分の賃金、勉強会への賃金が支払われていませんでした。業務に伴って発生する労働時間には、すべて賃金が支払われなければなりません。実態としてはとれていない休憩時間分の賃金が引かれることは違法です。また、準備時間や残業に対してはもちろん、勉強会や練習もそれが実質的には義務となっている限り、賃金を支払わなければ違法となります。勉強会や練習は義務となっていたためこれも違法です。


会社側のずさんすぎる主張
――「タイムカードの記録が実際の労働時間とは限らない」「準備時間には賃金を支払わなくてよい」??

 美容師・理容師ユニオンはこのような未払い賃金の支払いを求めて現在当社と交渉していますが、当社はずさんな主張をするばかりで未払い賃金の存在を認めようとしません。
 実は当社にはタイムカードが設置されており、朝の準備時間と残業時間の記録があります。しかし当社は交渉の中で、「タイムカードの記録が実際の労働時間とは限らない」と主張をし、タイムカードの記録に従った未払い賃金の支払いを拒否しています。何のためのタイムカードなのでしょうか。また、朝の準備時間については、「開店前に出勤するのは当たり前だが、準備時間には賃金は支払わなくともよい」と、こちらも労働法を無視した滅茶苦茶な主張を展開しています。
 さらに残業時間については、「別途残業時間を記録する欄があるためそちらを参照する」といいます。確かにタイムカードの記録以外に、残業時間を申請する欄があることは確かです。Sさんも当初はこちらに記録していたのですが、ある時当社の店舗運営を任されているマネージャーから「残業の記録をするな」と言われ、記録することができなくなりました。したがって、美容師・理容師ユニオンは、タイムカードに沿った未払い賃金の支払いを求めています。

美容師・理容師ユニオンへご相談を
 わずか1年の勤続にも拘らず、Sさんには60万円を超える未払い賃金が発生しています。しかし、このような実態はSさんだけのものではありません。練習時間や後輩の指導といったサービス残業が常態化している実態は美容師にとって当たり前のものであり、このような過酷な実態ゆえ、美容師の離職率は3年以内で80%と言われています。
 美容師・理容師ユニオンは、美容師業界を守るためにも、このようなブラックな業界の改善を目指しています。未払い賃金を取り返したい、美容師・理容師業界を変えたい、そう感じている方はぜひ美容師・理容師ユニオンに連絡してください。


美容師・理容師ユニオンの連絡先(相談無料・秘密厳守)
TEL:03-5395-5359
EMAIL:ribiyou@seinen-u.org
Twitter:@ribiyou_union


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